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クロルピクリン工業会

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クロルピクリン剤の適用表と使用上の注意事項

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クロルピクリン錠剤

<登録番号> <農薬の名称> <製造業社>
第17034号 クロルピクリン錠剤 南海化学(株)

■詳細

農薬の種類 クロルピクリンくん蒸剤
物理的化学的性状 黒色錠形 1錠 4g
有効成分の種類
及び含有量
クロルピクリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70.0%
その他の成分の種類
及び含有量
有機溶剤、ゲル化剤、色素 等・・・・・・30.0%
有効年限 ―
毒 性 劇物
魚毒性 C類相当
販売する場合の容器
又は包装の種類及び
材質並びに内容量
1袋:400g(100錠)  1600g(400錠)
内包装:水溶性PVAフィルム
外包装:水不溶性ガス不透過フィルム

■適用病害虫の範囲及び使用方法

作 物 名 適用
病害虫名
使用量 本剤及び
クロルピクリンを含む農薬の総使用回数
使用方法 クロルピクリンを含む農薬の総使用回数
あぶらな科野菜(キャベツを除く) 萎黄病
センチュウ類
1穴当り
1錠
1回 土壌くん蒸
<床土・堆肥>
床土・堆肥を30cmの高さに積み
30×30cm毎に1穴当り1錠処理する。
<圃場>
「1穴当り1錠処理」
30×30cm毎に1錠処理する。
1回
キャベツ 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
はくさい 黄化病 1回 1回
うり科野菜
(すいか、きゅうり、メロンを除く)
疫病
白絹病
つる割病
センチュウ類
すいか 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
きゅうり 疫病
白絹病
つる割病
センチュウ類
苗立枯病
メロン 疫病
白絹病
つる割病
センチュウ類
黒点根腐病
トマト
ミニトマト
萎凋病
青枯病
苗立枯病
センチュウ類
ピーマン
とうがらし類
萎凋病
疫病
センチュウ類
いちご 萎黄病
炭疽病
センチュウ類
なす 青枯病
半身萎凋病
苗立枯病
センチュウ類
1回 1回
ほうれんそう 萎凋病
立枯病
センチュウ類
レタス
非結球レタス
(サラダ菜を除く)
根腐病
センチュウ類
サラダ菜 1穴当り
1錠
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 土壌くん蒸
<床土・堆肥>
床土・堆肥を30cmの高さに積み
30×30cm毎に1穴当り1錠処理する。
<圃場>
「1穴当り1錠処理」
30×30cm毎に1錠処理する。
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
セルリー 萎黄病
センチュウ類
アスパラガス 立枯病
センチュウ類
1回 1回
にんじん 紋羽病
センチュウ類
ごぼう 黒あざ病
センチュウ類
ねぎ
わけぎ
あさつき
白絹病
センチュウ類
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
たまねぎ 疫病
苗立枯病
センチュウ類
1回 1回
豆類(種実)
豆類(未成熟、ただし、さやいんげん、未成熟そらまめを除く)
立枯病
白絹病
センチュウ類
さやいんげん
未成熟そらまめ
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
ばれいしょ 青枯病
センチュウ類
1回 1回
かんしょ 立枯病
つる割病
紋羽病
センチュウ類
さといも センチュウ類
こんにゃく 白絹病
紋羽病
センチュウ類
1穴当り
1錠
土壌くん蒸
<床土・堆肥>
床土・堆肥を30cmの高さに積み
30×30cm毎に1穴当り1錠処理する。
<圃場>
「1穴当り1錠処理」
30×30cm毎に1錠処理する。
やまのいも 根腐病
センチュウ類
しょうが 根茎腐敗病
たばこ 立枯病
わい化病
センチュウ類
きく 白絹病
立枯病
半身萎凋病
センチュウ類
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
カーネーション 萎凋病
立枯病
センチュウ類
しょうが
葉しょうが
みょうが(花穂)
みょうが(茎葉)
根茎腐敗病
一年生雑草
1m²当り
10錠
1回 土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り10錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
1回
ほうれんそう 立枯病
一年生雑草
萎凋病 1m²当り
8~10錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り8~10錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
いちご 萎黄病
一年生雑草
1m²当り
10錠
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り10錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
にら 白絹病
一年生雑草
1m²当り
10錠
1回 1回
パセリ 立枯病
メロン つる割病
黒点根腐病
一年生雑草
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
ピーマン 青枯病
一年生雑草
トマト、ミニトマト 萎凋病
一年生雑草
青枯病 1m²当り
10~15錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り10~15錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
1m²当り
15~20錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り15~20錠処理」
地表面に所定量を散布処理後、深耕ロータリーを用いて混和処理する。
すいか つる割病
一年生雑草
1m²当り
10錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り10錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
キャベツ 苗立枯病
きゅうり ホモプシス
根腐病
なす
レタス
非結球レタス(サラダ菜を除く)
アスパラガス
にんじん
たまねぎ
豆類(種実)
豆類(未成熟、ただし、さやいんげん、未成熟そらまめを除く)
ばれいしょ
かんしょ
さといも
やまのいも
こんにゃく
たばこ
一年生雑草 1回 1回
とうがらし類
セルリー
ねぎ
わけぎ
あさつき
サラダ菜
さやいんげん
未成熟そらまめ
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内) 2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)
花き類・観葉植物(カーネーション、きくを除く)
カーネーション
萎凋病
きく
きく 立枯病 1m²当り
6錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り6錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
かんきつ(苗木) 温州萎縮病 1m²当り
20錠
1回 土壌くん蒸
<圃場>
深さ15cmと45cmの位置のそれぞれに1m²当り10錠をばら撒き散布する。
1回
さやえんどう 一年生雑草 1m²当り
10錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り10錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
萎凋病 1m²当り
8~10錠
土壌くん蒸(播種溝又は植溝処理)
<圃場>
畦立後、畦面播種溝又は植溝に8錠の場合は10cm間隔、10錠の場合は8cm間隔で点状に配置する。
にんにく イモゲサレセンチュウ 1m²当り
10錠
土壌くん蒸
<圃場>
「1m²当り10錠処理」
地表面に所定量を散布処理する。
りんどう 萎凋病
褐色根腐病
2回以内(床土1回以内、圃場1回以内)

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■使用上の注意事項

  1. 病原菌は土壌中ばかりでなく収穫後の作物残渣にも高密度に生息しているので本剤処理前に必ず残渣を取り除くこと。
  2. 土中でのガスの拡散は土に適当な湿り気のある時、すなわち土を握って放すと割れ目が出来る程度の時に処理するのが適当である。
  3. ガスが土中で十分拡散するように耕起、砕土を十分行い、丁寧に整地してから本剤を処理すること。
  4. 温度が低いとガス化が悪く十分な効果が得られない事もあるので、原則として地温7℃以上の時使用すること。
    本剤処理後土壌からガスが抜ける期間は土壌条件、気温等により異なるので、下表を参照にくん蒸すること。
    なお、鍬を入れ臭いが残っているとき等ガス抜きが不十分な場合は、よく切り返し完全にガス抜きを行ってから播種または移植すること。
    特にうり科野菜は本剤に弱いので注意すること。
    表)クロルピクリンくん蒸剤の標準的なくん蒸期間
    平均地温 くん蒸期間
    25~30℃ 約10日
    15~25℃ 10~15日
    10~15℃ 15~20日
    7~10℃ 20~30日
  5. 本剤を床土・堆肥に使用する場合は、床土・堆肥を30cmの高さに積み、30×30cm毎に深さ15cmの穴をあけ、本剤を所定量内包装のまま施用し、直ちに覆土し更に30cmの高さに積み上げ、これを繰り返し最後にポリエチレン、ビニール等で被覆すること。処理後10日以上経過してから播種又は移植すること。
  6. 本剤を圃場に使用する場合は、以下の事項に注意すること。
    1. 「1穴当り1錠処理」の場合は、耕起・整地後30×30cm毎に深さ15cmの穴をあけ、本剤を所定量内包装のまま施用し、直ちに覆土しポリエチレン、ビニール等で被覆する。播種溝処理、植穴処理の場合も圃場処理に準じて処理すること。
    2. 「1m²当り10錠処理」の場合は、耕起・整地後1m²当り10錠を地表面に散布する。その後トラクターのロータリーで混和・覆土し、直ちにポリエチレン、ビニール等で被覆する。処理後10日以上経過してから植付けすること。
      また、混和しない場合には、耕起・整地後1m²当り10錠を地表面に散布した後、直ちにポリエチレン、ビニール等で被覆し、処理後10日以上経過してから植付けする方法もある。
      「1m²当り8~10錠処理」、「1m²当り6錠処理」、「1m²当り10~15錠処理」の場合も上記に準じて処理すること。
    3. 高設栽培等架台上の培地に使用する場合、適度に湿り気を持たせた培地の表面付近に30×30cm毎に本剤を1錠、内包装のまま施用し、直ちに、ポリエチレン、ビニール等で被覆すること。被覆は、薬剤がベッドの下部等から散逸しないように施設床面まで覆うようにすること。処理後10日以上経過してから植付けすること。またベッドの発砲スチロールには、直接、本剤が触れないようにすること。
    4. トマト、ミニトマトに「1m²15~20錠処理」で使用する場合、耕起・整地後1m²当り15~20錠を地表面に散布する。その後、深耕ロータリーを用いて深さ40~50cm程度まで耕運、混和し、直ちにポリエチレン、ビニール等で被覆する。
      処理後10日以上経過してから植付けをすること。
    5. 土壌くん蒸(播種溝又は植溝処理)で使用する場合、耕起・整地後1m²当り8錠処理は10cm間隔、1m²当り10錠処理は8cm間隔に1条で播種溝又は植溝に本剤を点状に配置し、覆土をせずに直ちにポリエチレン、ビニール等で被覆する。
      処理後10日以上経過してから播種又は植付けすること。
  7. 本剤をかんきつ(苗木)に使用する場合、あらかじめ病株を伐採、伐根した後開墾し、深さ15cmと45cmの位置のそれぞれに1m²当り10錠をばら撒き散布する。散布後直ちに覆土しポリエチレン、ビニール等で被覆する。処理後20日以上経過してから植えつける。
  8. 本剤処理前にアルカリ性肥料、特に消石灰を施用すると作物に薬害を生ずる恐れがあるので、これらの肥料は、ガス抜き後に施用する。
  9. ミツバチの巣箱周辺での使用は避けること。
  10. 外包装を開封した際は、必ず全量を使い切ること。
  11. 外包装開封後、内包装された錠剤はポリバケツ等、別の乾燥した容器に移し施用すること。
  12. 内包装に使用されている袋は、ガス不透過性、水溶性のもので、処理後土壌水分により溶解し、クロルピクリンガスの放出が始まる為、施用前に内包装に水分が付着しないように注意すること。
  13. 本剤処理後、もし被覆しない場合は、十分な効果が期待できず、クロルピクリンが急速に気化し、周辺農作物に被害を及ぼす恐れがあるので直ちに土壌表面をポリエチレンフィルム、ビニール等で被覆すること。
  14. 作物の育成中には薬害を生ずるので使用しないこと。また周辺の作物にガスが触れると薬害を生ずることもあるので注意すること。
  15. 使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  16. 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等の関係機関の指導を受けることが望ましい。
  17. 医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。
    誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤は窒息性有毒ガスを発生するので、揮散したガスを吸い込まないよう注意すること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、通風の良好な場所で顔を横に向け、体を暖めながら直ちに医師の手当を受けること。場合によっては、酸素吸入又は人工呼吸を行い、強心剤等を投与する。
  18. 本剤に使用している包装は水溶性のため、塗れた手で作業しないこと。
  19. クロルピクリンは催涙性の刺激を有し、眼、のど、鼻を刺激するので注意すること。ガスが眼に入りひどく痛む時は、多量の水でよく洗い速やかに眼科医の手当を受けること。
  20. クロルピクリンは皮膚に対して強い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
  21. 本剤の外包装の開封及び投薬作業の際は吸収缶(活性炭入り)付き防護マスク、不透過性手袋、保護眼鏡、長ズボン、長袖の作業衣などを着用すること。
    外包装の開封は屋外にて風下に向かって行うこと。
    ガス抜き作業の際も同様の防護マスク、保護眼鏡を着用すること。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼すること。
  22. クロルピクリンが衣服等に付いた場合には、脱衣して他のものとは分けてよく洗濯し、本剤の臭気が抜けるまで身につけないこと。
  23. かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
  24. 作業中及びくん蒸中の圃場へ小児等作業に関係のないものや家畜、家禽が立ち入らないよう十分注意すること。
  25. 揮散ガスによる危被害を防止するため、本剤処理後は必ずビニール等で被覆を行うこと。時に住宅周辺での使用に当たっては、ガスによる危被害の発生防止に十分配慮すること。
  26. ハウス等で使用する場合には、出入口、天窓、側窓等を開け通気をよくして作業を行うこと。
    作業後は直ちに密閉し、異臭が残っている期間にはハウス内へ入らないこと。
    くん蒸後はハウスを開放し、十分換気した後に入室すること。
  27. 本剤は水産動物に強い影響を及ぼすので、河川、湖沼、海域及び養殖池に本剤が飛散・流入する恐れのある場所では使用しないこと。
  28. 散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は、河川等に流さず、周囲に影響のない地点を選定して土壌中に処理を行い、容器などは水産動物に影響を与えないよう適切に処理すること。
  29. 本剤は皮膚に対して強い刺激性がある。
  30. 直射日光をさけ、なるべく低温で鍵のかかる場所に厳重に保管すること。尚、開封した薬剤は貯蔵しないこと。

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(平成27年6月1日更新)

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