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クロルピクリン工業会

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トップ>農家・農業指導者向け>クロルピクリン剤の適用表と使用上の注意事項>ソイリーン

クロルピクリン剤の適用表と使用上の注意事項

99.5%クロルピクリン剤│80%クロルピクリン剤│クロルピクリン錠剤│クロピクテープ│クロピクフロー

ソイリーン

<登録番号> <農薬の名称> <製造業社>
第22162号 ソイリーン (株)エス・ディー・エス バイオテック
第22163号 三井ソイリーン 三井化学アグロ(株)
第22164号 DASソイリーン (株)ダウ・ケミカル日本

■詳細(上記三品目共通)

農薬の種類 クロルピクリン・D-Dくん蒸剤
物理的化学的性状 淡黄色澄明液体
有効成分の種類
及び含有量
クロルピクリン・・・・・・・・・・・・41.5%
1,3-ジクロロプロペン・・・・・・54.5%
その他の成分の種類
及び含有量
安定剤・・・・・・・・・・・・4.0%
販売する場合の容器又は
包装の種類及び材質
並びに内容量
15L 金属缶入り

■適用病害虫の範囲及び使用方法

作物名 適用
病害虫名
使用量 使用時期 本剤の
使用
回数
使用方法 クロルピクリン
を含む農薬の
総使用回数
D-Dを
含む農薬の
総使用
回数
にんじん しみ腐病 30L/10a
(1穴当り3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 1回 1回
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
ごぼう ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
黒あざ病 30L/10a
(1穴当り3mL)
すいか つる割病、黒点根腐病 2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
メロン ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
黒点根腐病、
えそ斑点病、つる割病
30L/10a
(1穴当り3mL)
だいこん バーティシリウム黒点病 1回
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
はくさい ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
黄化病、根くびれ病 30L/10a
(1穴当り3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 1回
キャベツ 苗立枯病(リゾクトニア菌) 30L/10a
(1穴当り3mL)
2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
なす ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 1回
青枯病 30L/10a
(1穴当り3mL)
トマト
ミニトマト
萎凋病、ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
青枯病 30L/10a
(1穴当り3mL)
きゅうり つる割病 30L/10a
(1穴当り3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 1回
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
ピーマン、
とうがらし類
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
青枯病 30L/10a
(1穴当り3mL)
かぼちゃ 立枯病 1回
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
こまつな、レタス、かぶ ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
ほうれんそう 萎凋病、
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
しょうが ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
根茎腐敗病 30L/10a
(1穴当り3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 1回
ばれいしょ そうか病、青枯病
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
かんしょ ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
立枯病 30L/10a
(1穴当り3mL)
さといも ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
1回
やまのいも ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
根腐病、褐色腐敗病 30L/10a
(1穴当り3mL)
いちご 炭疽病 2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
萎黄病、
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 1回
こんにゃく ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 1回
根腐病 30L/10a
(1穴当り3mL)
ねぎ 白絹病 2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
みょうが(花穂)、みょうが(茎葉)、
にがうり、葉しょうが
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 1回
オクラ ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
苗立枯病 30L/10a
(1穴当り3mL)
セルリー ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
1回
萎黄病 30L/10a
(1穴当り3mL)
きく 半身萎凋病
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
ストック
萎凋病 30L/10a
(1穴当り2~3mL)
チューリップ 球根腐敗病
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
カーネーション ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
萎凋細菌病 30L/10a
(1穴当り3mL)
トルコギキョウ 根腐病、立枯病 作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに所定量を注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)
1回
ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
花き類・観葉植物(ストック、チューリップ、きく、カーネーション、トルコギキョウを除く) ネグサレセンチュウ、ネコブセンチュウ
たばこ ネコブセンチュウ、立枯病 (畦内土壌注入)
1穴当り2~3mL
作付の30日前 1回 (畦内土壌注入)
畦立後、畦中央の頂上から、30cm間隔で、35cmの深さに所定量を注入し、直ちに注入口をふさぎ、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。
1回 1回
にんじん、ごぼう、だいこん、はくさい、なす、きゅうり、かぼちゃ、ほうれんそう、しょうが、ばれいしょ、かんしょ、さといも、やまのいも、こんにゃく、みょうが(花穂)、みょうが(茎葉)、オクラ、にがうり、葉しょうが 一年生雑草 20~30L/10a
(1穴当り2~3mL)
作付の10~15日前 1回 耕起整地後、30cm間隔のチドリ状に深さ約15cmに2~3mLずつ注入し、直ちに覆土し、ポリエチレン、ビニール等で被覆する。 1回
いちご、すいか、メロン、キャベツ、トマト、ミニトマト、ピーマン、とうがらし類、ねぎ、セルリー、花き類・観葉植物 2回以内
(床土1回以内、圃場1回以内)

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■使用上の注意事項

  1. 生育中の作物には薬害を生ずるおそれがあるので使用しないこと。
  2. 温度が低いと本剤のガス化が悪く、十分な効果が得られないこともあるので、なるべく地温が7℃以上の時使用すること。
  3. 本剤の処理に当たっては、ガスが土中で十分拡散するよう耕起、砕土を十分行い、丁寧に整地してから処理すること。但し、耕起直後ではガスが抜けやすいので、耕起後しばらくたって土壌がおちついてから処理することが望ましい。
    また、土中でのガスの拡散は土の湿り気のある時、すなわち土を握って放すと割れ目ができる程度の時に注入するのが最適である。注入後は直ちに穴をふさぎ、地表面をポリエチレン、ビニール等で被覆すること。
  4. 処理は原則として作付の10~15日前に行ない、作付の1~2日前に畑を耕起して十分にガス抜きをすること。ガス抜きが不十分な場合には、薬害を生ずるおそれがあるので注意すること。
  5. 処理後、大雨があったり、土壌が重粘土質で通気の悪い所では、ガス抜きを特に念入りに行うこと。
  6. 処理後、未消毒の土がなるべく混入しないよう注意すること。
  7. ミツバチの巣箱周辺での使用はさけること。
  8. 消石灰などのアルカリ性肥料の施用直後に本剤を処理すると作物に有害な物質を作り、薬害の発生するおそれがあるので、このような肥料はガス抜き後に施用するか、または本剤処理の10日以上前に施用すること。
  9. 他剤と混用しないこと。特にカーバム剤及びカーバムナトリウム剤とは化学反応により、発熱し危険であるので、カーバム剤及びカーバムナトリウム剤使用後の散布器具等はよく洗浄してから用いること。
  10. 金属腐食性があるので、使用後の注入器具その他は灯油でよく洗うこと。
  11. 薬液の入っている製品缶に水が混入すると缶が腐食するおそれがあるので、製品缶には水を入れないこと。
  12. 土壌消毒機の薬液タンク(ポリタンク等)に移した薬液は水分を含んでいる可能性があり、製品缶を腐食するおそれがあるので、残存薬液は製品缶に戻さず、使い切ること。
  13. 処理後の放置期間と効果、薬害との関係は、土壌の種類、腐植土の多少、温度、土壌水分、作物の種類によって一様ではないので、本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意すること。特に、初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  14. 医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。
    誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせること。
    本剤は窒息性有毒ガスを発生するので、揮散したガスを吸い込まないよう注意すること。
    本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、通風の良好な場所で顔を横に向け、体を暖め、頭部を冷やしながら安静にし、直ちに医師の手当てを受けること。
    場合によっては、酸素吸入又は人工呼吸を行い、強心剤等を投与する。
  15. 本剤は催涙性の刺激を有し、眼、のど、鼻を刺激するので注意すること。
    ガスが眼に入りひどく痛む時は、多量の水でよく洗い速やに眼科医の手当を受けること。
  16. 本剤は皮膚に対して強い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。
    付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
  17. 本剤の投薬作業の際は吸収缶(活性炭入り)付き防護マスク、保護眼鏡、不浸透性手袋、ゴム長靴、不浸透性防除衣などを着用すること。
    ガス抜き作業の際も同様の防護マスク、保護眼鏡を着用すること。
    作業の際はガスを吸い込まないよう風向き等を十分考慮すること。
    作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗顔・うがいをするとともに衣服を交換すること。
  18. 本剤が衣服等に付いた場合には、脱衣して他のものとは分けてよく洗濯し、本剤の臭気が抜けるまで身に付けないこと。
  19. かぶれやすい体質の人は取り扱いに十分注意すること。
  20. 作業中及びくん蒸中の圃場へ小児等作業に関係のないものや家畜、家禽が立ち入らないよう十分に注意すること。
  21. 揮散ガスによる危被害を防止するため、 本剤の処理は朝夕の気温の低い時間帯に行うこと。処理後は直ちに、必ずビニール等で被覆を行うこと。
  22. 住宅、畜舎、鶏舎周辺での使用に当っては、以下の事項に留意し、ガスによる危被害の発生防止に十分配慮すること。
    1. 高温期の処理を避け、気温の低い季節に処理するのが望ましい。
    2. 住宅、畜舎、鶏舎が風下になる場合、処理を控えること。
    3. 被覆資材は厚めのもの(0.03mm以上)を使用すること。
    4. 風の強さや向きが変わり、危被害を及ぼす恐れがある場合は、ガス抜き作業を中断すること。
  23. 本剤をビニールハウス等の施設内で使用する場合、出入口、天窓、側窓等を開け通気をよくして作業を行うこと。
    作業後は直ちに密閉し、臭気が残っている期間にはハウス内へ入らないこと。
    くん蒸後はハウスを開放し、十分換気した後に入室すること。
  24. 本剤を使用する場合、注入処理と同時に被覆する機能を備えた土壌消毒機を使用することが望ましい。
  25. 本剤は水産動植物(魚類、甲殻類、藻類)に強い影響を及ぼすので、河川、湖沼、海域及び養殖池に本剤が飛散、流入するおそれのある場所では使用しないこと。
  26. 散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、周囲に影響のない地点を選定して、土壌中に処理を行い、容器等は水産動物に影響を与えないよう適切に処理すること。
  27. 危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意すること。
  28. 本剤は皮膚に対して強い刺激性がある。
  29. 火気をさけ、直射日光があたらない鍵のかかる低温な場所に密栓して保管すること。

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(平成27年6月1日更新)

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